長野県長野市信更町。
人口約2400人の田園風景が広がる小さな過疎の町。
ここにRainbow Apple Gardenがあります。

この、一見何も取り柄のないようなこの町にも取り柄がありました。
それは自然環境です。
標高約600mのこの土地はリンゴ栽培に適している土地でした。
気温、水環境、土壌、どれをとっても高条件なのです。
リンゴは「どこで作られたものも一緒。」と思う人もたくさんいるでしょう。
そう思っている人に、この土地で出来たリンゴを一度食べて頂きたい。

栽培に関しての私のスタンスは、「自然に歯向かわない。」
農薬を散布し、肥料を与え、毎日世話をしても台風が来たら太刀打ちできません。
太陽が当たらなければ祈るのみです。
自然には勝てないのです。
そういう仕事なのです。
ならば、自然の摂理に、できるだけ逆らうことなく栽培することが一番いいのではないかと思っています。
現在は無肥料栽培と減農薬に努めていますが、今後も自然と良い関係を築いていきたいと思っています。
そして、まずは楽しく。

「Rainbow Apple Garden」という呼称には、二つの意味を込めています。
一つは、七色のように、いろいろな商品でみなさんに笑顔になってもらえたらと。
もう一つは、虹のような架け橋になり、たくさんの人と出会えたらと。

島田　賢司